Elastic IP アドレスは、動的なクラウドコンピューティングのために設計された静的IPv4アドレスです。
このElastic IP アドレスの特徴は、EC2インスタンスと1対1で紐づけることで利用し、紐づけられたEC2インスタンスは固定IPを持つ事になります。そして、別のEC2インスタンスに紐づけし直すことも出来ます。
Elastic IP アドレスの利用料金
Elastic IP アドレスの利用料金(2021年時点)
以下条件により無料と有料が自動で変わります。
①は無料
②は0.005ドル/1時間
となります。初めて設定する場合は、どこにも紐づけていないElastic IP アドレスがないように注意が必要です。
①起動中のEC2インスタンスにElastic IP アドレスを割り当てる場合
(インスタンスごとに1つのみ、2つ目以降は有料)
②それ以外(停止中のインスタンスに割り当てたElastic IP アドレスや、どこにも割り当てていないElastic IP アドレスもこれに含まれる)
どこを見ればElasticIPアドレスは分かるのか
このElastic IP アドレスがどこに記載されているかを解説します。
AWSにログインし、コンソールを開いたら左側メニューの「Elastic IP」を選択してください。そのあと、以下画面が開かれる為、割り当てられたIPv4アドレスに記載されているのが、「Elastic IP アドレス」です。
「ElasticIPアドレス」とEC2インスタンスの「パブリックIPアドレス」は、どう使い分けするのか?
上で述べたElasticIPアドレスと混同しやすいEC2インスタンスの「パブリックIPアドレス」について説明しておきます。
このEC2の「パブリックIPアドレス」は、無料で利用できますが、EC2インスタンスを開始するたびに違うIPアドレスに変更されます。その為、一時的な利用を行う場合のみパブリックIPアドレスが使えます。