素人の私がWEBアプリ製作を学び始めてそろそろ1年が経とうとしています。
正直独学でやるにはハードルが高いと毎日感じていますが、勉強するたびにWEBアプリ開発の可能性に驚いている今日この頃です。
なかなか根気が必要な「プログラミング独学」ですが、独学を継続する為には「やりがい」「理由付け」は欠かせません。※この二つが無ければすぐにでも投げ出すかもしれんな、、
そんな私が、今書くべき内容として、なぜWEBアプリ開発をするのかについて掲載します。
素人がなぜWEBアプリ開発をするのか?
答えは、本職の業務に間違いなく活かすことが出来るからです。私の本業は、工場内で設備の設計業務や工事責任者として、勤務しています。仕事のやり方は、他の業界に比べ、とてもアナログであり、無駄な作業や資料作成に時間を取られているのが現状なのです。
例えば、既設工場の改造をする為に、現場で事前調査を行う手順を以下に示します。
- 現場に移動する。
- 改造する箇所の写真を撮る。
- 現場で気になる点をメモしておく。
- 疑問点が有れば、製造現場に詳しい人に携帯で問い合わせる(場合によっては駆け付けてもらう)
- 設計仕様上の問題が有れば、メモしておく。
- 事務所に戻る。
- 現場で撮った写真とメモを纏める
- 設計仕様上の疑問点を纏めて質疑書を作る
- 関係者に報告メールする。
大まかな業務の流れとしてはこんな感じです。この作業を「やって当然」と考えるか、「効率悪いな」と感じるかは個人の主観性によると思いますが、私は効率化は必須と考えています。
この類いの改善を行う際に批判もあります。フットワークの軽い(現場をよく動き回る)人からすると、改善=ただ楽したいだけと捉えられる可能性があります。(どうせ自分の足で動き回った方が早いのに!という考え方です)
しかし、この業務改善をよく思わない考え方は、人材不足に陥っている業界では、そのうち無くなると感じています。
そもそも「現場で調べる」「事務所で書類作成する」の考え方が非効率
上で述べた現場の事前調査の業務では、現場と事務所という2つのロケーションで業務の制限がかかってしまっています。
現場→写真撮影、聞き込み、メモ取り
事務所→情報纏める、書類作成、メール発信(情報共有化)
現場と事務所のそれぞれでできることが決まっている為に、現場調査からメール発信までがかなり手間になっています。ちょっとした現場調査でも2、3時間掛けてしまうことも私の経験上よくあります。
それに、大抵は複数の仕事を抱えながら業務を行っている為、現場から事務所に戻ってくると違う仕事に追われてしまい、報告書の作成やメールを忘れてしまうなんて事もよくあります。
事務所の仕事を全て、現場で出来る環境を整えることが必要
事務所で行う業務を現場で済ませることができる様になれば、かなりの時間短縮になります。つまり事務所で行うPC操作を現場でできる様になれば効率化がはかれることになります。
現場で情報をまとめられて、情報共有できるようになれば、実質の作業時間は40%〜50%の削減が可能です。
PCからモバイル&タブレットへ業務ツールが変更となり、状況が変りつつある
モバイルやタブレットを現場で使えるようにすれば一気に解決するようになりますが、既存のSNS等を使う情報共有ではデータの取り扱いに規則を設け難いため、セキュリティを問題視されてしまいます。
現場で写真を撮ってメンバー内で共有するには以下の条件が必要です。
- データ管理が組織内のメンバーのみに限定出来ること。
- どんなデバイスにも対応可能なWEBブラウザで動くアプリケーションである事。
- 発信者と発信日が特定出来るようになっている事
- 現場でサクサク操作できる様に入力フォームはなるべく固定されていること。
- ある程度カスタマイズが可能である事
この条件に合うWEBアプリを自作してみる!というのが私がWEBアプリ開発をしている理由です。
報告業務の類いで、時間を掛けてしまうのは非常に勿体ないと感じています。
報告自体を無くす事はできないですが、報告する側の手間を減らす事は出来るはずです。
わざわざ報告書を作ってメールしたりするのはもう時代遅れなのかな、と思っています。スマホやタブレットを使って、チャットや専用のアプリで現場から直接写真とコメントを送付すれば一瞬で報告完了です。
社内向けの報告に時間を割くぐらいなら、もっと創作的な事に時間を使うべきだと思います。
無駄な業務を削ぎ落とし、設計者としての業務が集中できる時間を確保する
補足:現場に行かずとも仕事ができるようになるのか?
現場に行かないで仕事ができる様になるにはその準備に時間やコストはかかりますが、VRによって実現出来るようになります。
すでに原発事業や西洋で取り組まれている3Dスキャナーを利用したVR技術によって現場に行かずとも現場調査ができるようになるだろうと思っています。現場に行かないで仕事が出来る環境は、メンテナンス担当者や設備設計者にとっては、理想の環境と言えますね。