Pythonで「見える」成果を出そう
Pythonを学び始めた人がまずつまずくのは、「書いたコードが何の役に立っているのかよくわからない」ということです。そんな悩みを一気に解決してくれるのが、**Streamlit(ストリームリット)**です。
Streamlitは、Pythonのコードを使って、グラフィカルなWebアプリを簡単に作ることができるフレームワークです。しかも、HTMLやJavaScriptの知識がなくても使えます。
なぜStreamlitなのか?
① 最短1行でアプリができる
python
コードをコピーする
import streamlit as st st.write("こんにちは、世界!")
たったこれだけで、Webブラウザに「こんにちは、世界!」と表示されるアプリが完成します。Pythonの基本が少し分かれば、誰でもすぐに始められる手軽さが魅力です。
② データの可視化に強い
matplotlib
や pandas
などのライブラリと組み合わせることで、グラフや表を即座にWebアプリ上で表示できます。
python
コードをコピーする
import pandas as pd import streamlit as st df = pd.DataFrame({"A": [1, 2], "B": [3, 4]}) st.dataframe(df)
③ 実用的なツールがすぐ作れる
・CSVファイルを読み込む
・画像を表示する
・チャートで比較する
など、仕事でも役立つツールを、自分で作ってそのまま社内に共有することもできます。
ChatGPT × Streamlit の相性は抜群
Streamlitはシンプルな構文で書けるので、ChatGPTに「Streamlitで〇〇なアプリを作って」と聞くだけで、雛形コードを一瞬で生成してくれます。修正したい場合も「ここのボタンをラジオに変えて」と言えば、すぐ対応してくれるので、試行錯誤しながらアプリ開発を体験できます。
使い始めるための準備
bash
コードをコピーする
pip install streamlit
インストールが終わったら、次のように実行します。
bash
コードをコピーする
streamlit run app.py
自作のapp.py
ファイルが、Webブラウザ上で動作するようになります。
まとめ
Pythonを使って「人に見せられる」アウトプットを作るには、Streamlitが最適です。初心者でも簡単にWebアプリを作れ、データの可視化や簡単な業務ツール開発もできるので、学びながら成果物をどんどん作っていけます。
Streamlitという便利なツールをインストールできましたら、次は実際に起動してみましょう。次の「コードの開き方」をごらんください。