IDEとは? プログラミング学習の相棒
IDE(統合開発環境)は、コードを書く・実行する・デバッグするなどの作業を一括で支援してくれる便利なツールです。Pythonの学習においても、IDEはとても重要な役割を果たします。多くの人が使っているIDEを選ぶことは、学習効率にも大きく影響します。
なぜユーザ数が多いIDEを選ぶべきか?
① ネット上の情報が圧倒的に多い
ユーザ数が多いIDE(たとえば、VS CodeやPyCharm)は、それだけ多くの人が使っているため、使い方やトラブル解決法がネットに豊富にあります。何かわからないことがあっても、検索すればすぐに答えが見つかります。
② 教材・解説記事が多い
Python学習者向けの本やWeb記事の多くが、主流のIDEをベースに解説しています。自分だけマイナーなIDEを使っていると、説明が合わず、余計に混乱してしまうこともあります。
独学では「ユーザ数が多く、情報がありふれているもの」を使うことが鉄則です。
③ 拡張機能が豊富
ユーザが多いIDEは、開発者からも注目されやすく、便利な拡張機能やプラグインが豊富に用意されています。例えば、コード補完やLinter(コードチェック)、Git連携など、開発作業を助けてくれる機能がワンクリックで導入できます。
おすすめのIDEと特徴
IDE名 | 特徴 | 初心者向け評価 |
---|---|---|
VS Code | 軽量・拡張性抜群・無料 | ★★★★★ |
PyCharm | 本格派・教育版あり・コード補完が強力 | ★★★★☆ |
JupyterLab | データ分析や機械学習に強い・対話式 | ★★★★☆ |
Thonny | 超初心者向け・Python専用・軽量 | ★★★★☆ |
IDE選びに迷ったら?
とにかく迷ったら VS Code を使いましょう。無料でありながら機能が豊富で、学習から実務レベルまで幅広く使えます。また、ChatGPTと連携して使う場面も多く、質問の回答もほとんどVS Code前提です。
VS Codeのインストール方法
ここでVSCodeのインストール方法の説明ページにアクセスして確認しましょう。
まとめ
プログラミング学習において、IDEは単なる「エディタ」ではなく、学びを支えてくれる「環境」そのものです。だからこそ、多くの人が使っている信頼性の高いものを選ぶことが、結果的に近道になります。
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