OPENFOAMでは、わかりづらい「faceZone」や、「cellZone」とは何か?について自分なりに考えてみました。というよりも、自分が理解しやすいようにまとめてみました。
cell(セル)とは?
OpenFOAM では,一つの物体や空間を多面体のブロックに離散化して計算します。
(この離散化については非常に内容が長くなるので割愛します)
その多面体ブロック一つ一つに計算条件やその結果(圧力や温度など)が与えられます。この多面体ブロックのことをコントロールボリュームやセルと呼ばれ、OpenFoamではセルと呼んでいます。
それぞれのセルのフェイスの両側に位置する2つのセルを,ownerセルと neighbour セルと呼んでいます(境界フェイスの場合は,neighbour セルのみ存在します).ここで,セル番号が小さい方のセルが owner セルです.
cellsetとは?
cellsetとは、1つのパッチに含まれているcellのグループを指していると認識しています。
OpenFoamのコードでは、topoSetDictやsetFieldsDictで使う機会があり、ディフォルトでは”c0”や”c1″などの名前を使っています。
具体的なcellsetの操作は、主に領域指定とZoneID指定の2つをよく使用します。
①topoSetでcellsetの作成を行い、そのcellsetに関連付けるcell領域を指定します。
②setFieldsで、cellsetとZoneIDの関連付けを行います。
OpenFoamのユーザーガイド
リンクを張り付けておきます。